若くして結婚し、大学を卒業したての主人の月給では経済的に苦しい時期が続きました。それでもなんとか一軒家を建て、子どもたちも成長して落ち着いた生活が送れるようになりました。

一息ついたのもつかの間、長男が中学3年生となり、高校受験のために塾に通い始めました。

通っていた塾は県下でも有名な塾で、もちろん塾代もトップクラスでした。毎月の月謝に加え、テキスト代、季節ごとの特別スクーリング、定期的に行われるテスト代など、想定していた金額をはるかに上回っていました。

細かいことを言えば送迎にかかる車のガソリン代も馬鹿にならず、長男にかかるお金がかなり家計を圧迫し、みるみる貯金が減っていきました。

それでもさらに夏の合宿、正月特訓などの名目で数万円単位の徴収があり、貯金通帳を開くのが怖くなりました。長男には、これだけお金を使ったんだからなんとしてでも公立高校に行ってもらわないと困る、ということを何度も言いました。

今考えると酷い親ですが、その時は生活が最優先で、私もいっぱいいっぱいだったんだと思います。